「エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラー」発生の原因と対処法

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最終更新日

「エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラー」発生の原因

エラー 0x8007045D

エラーメッセージの内容

予期しないエラーのため、ファイルをコピーできません。
このエラーが再発する場合は、エラーコードを使用して、この問題についてのヘルプを検索してください。
エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした。

I/Oデバイスとは

I/Oデバイスとはパソコン本体と周辺機器との間のInputやOutputのデータのやり取りを行うデバイスのことです。
具体的には「HDD/SSD」「USBメモリ」「SDカード」「キーボード・マウス」などでパソコン間とやり取りするデバイスはみなI/Oデバイスです。

発生の経緯

今回の事例ではパソコンのHDD間とのI/Oデバイスエラーでファイルコピー時に発生したエラーです。
Windows7でファイルをコピーしていた途中で「エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした。」と表示され再試行しても進む事ができません。

同じコンディションのHDDをWindows11や10で試してみるとエラーメッセージは変わり

と表示された止まってしまいました。

ネットを調べてみるとWindows11や10でも「エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラー」と表示されるパソコンもあるようで、どの辺に違いがあるのか判りませんがとりあえずファイルコピー時のエラーです。

エラー 0x8007045Dが発生する原因

それでは何故予期しないエラーのため、ファイルをコピーできませんと表示されるのか。
それはそのファイルの中に不良セクタが存在するからです。

不良セクタと異常遅延

不良セクタと異常遅延セクタが紛れている

これは「エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした。」と表示されたHDDを診断機で検査した際の画像です。
22個の不良セクタと多くの応答の異常遅延が見られHDDが故障しています。

CrystalDiskInfoでHDDのSMART値を確認

不良セクタと異常遅延セクタが紛れている

CrystalDiskInfoでHDDのSMART値も確認してみましたが、まだセクタ関連はしきい値を下回っていないものの減っており健康状態が注意となっています。
このように健康状態が異常になっていないHDDでも既に故障しています。

コピーができない結論

要するにHDDに不良セクタがあり故障しているからファイルコピーの途中で不良セクタに当たり読み込めず「エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした。」と表示されコピーが止まってしまうと言う事です。

不良セクタに被るファイルは破損ファイルとなります。
HDDでもSSDでも不良セクタ・ブロックが存在するものは使用するべきではありません。

「エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラー」の修理・対処方法

データのバックアップ

CドライブでもDドライブでもWindowsが入っているHDD/SSDの中に保存されているファイルをコピーしている際に「エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラー」と表示される場合は不良セクタが発生していてHDD/SSDが故障している疑いがあります。
大切なファイルがある場合は至急USBメモリや外付けHDDなどへコピー・バックアップを取ってください。

修理の方法

故障しているHDD/SSDでチェックディスクを実施すると余計にデータが壊れる場合がありますのでお勧めしません。
不良セクタ・ブロックがあるHDD/SSDはチェックディスクで直りません。
根本的にHDD/SSDの交換修理が必要です。

確認する方法とすればHDD/SSDのSMART値を確認したり診断プログラムが搭載されているパソコンであれば全セクタをスキャンしてみるぐらいかと思います。
しかし故障しているHDD/SSDに負担がかかる操作をすると更に悪化する場合がございます。

軽度の損傷であればHDD/SSDを取り替える際に今までのデータを消さないで引き継いだ最善な修理も可能ですのでお気軽にご相談ください。

「エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラー」がUSBメモリや外付けHDDで発生する場合

例えばファイルのコピー元がUSBメモリや外付けHDDなどの場合は外部ストレージ側の問題で発生している疑いがあります。
不良セクタ・ブロックで損傷しているファイルは破損ファイルとなりますので元通りに復元する事はできません。
しかし不良セクタ・ブロックを除いたファイル自体を取り出す事は可能です。

写真ファイルやワード・エクセルで作成したファイルなど小さいサイズのファイルであれば取り出しても開けないあるいは開けても写真の一部しか映ってない何て事になり全くご活用いただけないかと思います。

しかし映像ファイルなど大きなサイズのファイルでコピーの途中で読み取れないエラーが発生する場合はファイル自体を救出すれば、後で映像を確認して悪い部分を切り取るなど編集してご活用できる可能性は高いと考えられます。

もしどうしても諦めきれない映像ファイルがある場合は当店のデータ復旧サービスでファイルの取り出しを行っておりますので、ご希望ありましたらご相談ください。


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