「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」原因と対処法

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最終更新日

「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」の原因

送り側のファイルまたはディスクから読み取れません

中断されたアクション 送り側のファイルまたはディスクから読み取れません

パソコン本体で別のフォルダやUSBメモリなど外部ストレージにファイルをコピーした際に「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」と言うエラーが表示される場合があります。

ここで言う送り側のファイルまたはディスクとはパソコン本体であり、そこに内蔵されているHDDやSSDに保存されているファイルの事です。
そこから読み取れない為にコピーが中断され表示されます。

読み取れない原因

それでは何故読み取れないとエラーが表示されるのか。
それはそのファイルの中に不良セクタが存在するからです。

不良セクタと異常遅延

不良セクタと異常遅延セクタが紛れている

アクセス速度低下も多発

アクセス速度低下も多発

これは「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」と表示されたHDDを診断機で検査した際の画像です。
22個の不良セクタと多くの応答の異常遅延が見られます。

CrystalDiskInfoでHDDのSMART値を確認

不良セクタと異常遅延セクタが紛れている

CrystalDiskInfoでHDDのSMART値も確認してみましたが、まだセクタ関連はしきい値を下回っていないものの減っており健康状態が注意となっています。
このように健康状態が異常になっていないHDDでも既に故障しています。

不良セクタに被るファイルは破損ファイルとなります。
HDDでもSSDでも不良セクタ・ブロックが存在するものは使用するべきではありません。

「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」の対処方法

データのバックアップ

CドライブでもDドライブでもWindowsが入っているHDD/SSDの中に保存されているファイルで
「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」と表示される状態で大切なファイルがある場合は至急USBメモリや外付けHDDなどへコピー・バックアップを取ってください。

修理の方法

故障しているHDD/SSDでチェックディスクを実施すると余計にデータが壊れる場合がありますのでお勧めしません。
不良セクタ・ブロックがあるHDD/SSDはチェックディスクで直りません。
根本的にHDD/SSDの交換修理が必要です。

確認する方法とすればHDD/SSDのSMART値を確認したり診断プログラムが搭載されているパソコンであれば全セクタをスキャンしてみるぐらいかと思います。
しかし故障しているHDD/SSDに負担がかかる操作をすると更に悪化する場合がございます。

軽度の損傷であればHDD/SSDを取り替える際に今までのデータを消さないで引き継いだ最善な修理も可能ですのでお気軽にご相談ください。

「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」と類似する表示

エラー 0x8007045D

エラーメッセージの内容

予期しないエラーのため、ファイルをコピーできません。
このエラーが再発する場合は、エラーコードを使用して、この問題についてのヘルプを検索してください。
エラー 0x8007045D: I/Oデバイスエラーが発生したため、要求を実行できませんでした。

検証内容

これはWindows11や10で「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」と表示されたファイルコピーをWindows7で実行してみたものです。
このように同じエラーでもOSによってエラー表示の内容が異なる場合があります。

USBメモリや外付けHDDが送り側のファイルで読み取れない場合

例えば送り側のファイルまたはディスクがUSBメモリや外付けHDDなどの場合は外部ストレージ側の問題で発生していると言う事になります。
不良セクタ・ブロックで損傷しているファイルは破損ファイルとなりますので元通りに復元する事はできません。
しかし不良セクタ・ブロックを除いたファイル自体を取り出す事は可能です。

写真ファイルやワード・エクセルで作成したファイルなど小さいサイズのファイルであれば取り出しても開けないあるいは開けても写真の一部しか映ってない何て事になり全くご活用いただけないかと思います。

しかし映像ファイルなど大きなサイズのファイルでコピーの途中で読み取れないエラーが発生する場合はファイル自体を救出すれば、後で映像を確認して悪い部分を切り取るなど編集してご活用できる可能性は高いと考えられます。

もしどうしても諦めきれない映像ファイルがある場合は当店のデータ復旧サービスでファイルの取り出しを行っておりますので、ご希望ありましたらご相談ください。


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