ハードディスクは何故壊れるの?故障する原因は?
たまにパソコンの修理で当店のハードディスク交換サービスを承ったお客様で修理後になぜ故障してしまったのか質問される事があります。
明確な原因は判らない
例えばパソコンを誤って落下させてしまった後とかデータのアクセス途中で電源を強制的に切ったなど何か特別な出来事が発生したあるいは特別な事をした後にwindowsが起動できなくなってしまった場合などはその事象・行為が起因して発生してしまったと推測されますが、何も特別な事をせず普通に使用していたにもかかわらず壊れてしまった場合は判りません。
不慮の損傷か寿命
パソコンを使用して僅か1、2年で壊れてしまったのであれば突発・不慮の損傷が原因と考えますし例えば5年とか7年など経ってから壊れたのであれば、ハードディスクの劣化・寿命と推測されます。
なぜ推測なのか。
パソコンの使用環境は様々
これは使用されるユーザー様により使用形態も環境も様々だからです。
例えば毎日何十時間も使用してデータの読み書きも物凄くハードディスクを酷使して使用していた方なのであれば消耗も酷い可能性が高いです。
高温多湿でホコリも酷い劣悪な環境で使用していた方なのであれば機器全体にもやさしくないでしょう。
一方、例えばパソコンを毎日使用しない方とか使用しても数十分・1、2時間しか使用しない方などの場合は、消耗と言う観点から考えれば前者に比べれば遥かにやさしいでしょう。
原因を言うにしても推測
何も明確な根拠なく理由はこれだと言う事は断言する事はできません。
逆の立場になって考えていただければ判ると思います。
たとえパソコンメーカーでもハードディスクを作った製造メーカーでも明確には言えないと思います。
発言するにもあくまで推測に過ぎません。
私はパソコンを誤って落として破損させたなど何か壊れるべくして壊れたような特別な行為を除き日々普通に使用していた中で壊れてしまった場合、3年未満であれば不慮の損傷と考えますし3年以上であれば消耗劣化による寿命と考えます。
もちろん全てのストレージに当てはまるものではございません。
替え時
私的には3年から5年で替え時と考えます。
データに何もトラブルなく5年使用する事ができたと言う場合はもう十分頑張ったと思います。
たとえパソコンの動作が問題なかったとしてもデータ環境を維持しながら使用していくのであればそのぐらいのスパンで交換していくのが望ましいかと思います。
そしてまだハードディスクに余力があるのであれば大事なデータやwindowsを搭載するCドライブとして使用するのではなく、万が一壊れた時に余りダメージを受けないようなデータドライブとして使用し余生を謳歌していくのが良いでしょう。
消耗品
精密なので故障しやすい部品ですが消耗品でもあります。
判りやすく言えば車のタイヤのようなものとお考えください。
溝がなくなれば安定して走れません。
プラッタの記憶面磁気の劣化、セクタ部分の劣化ようなものです。
パンクすれば走れなくなります。
ヘッドクラッシュなど突発的な障害のようなものです。
みなさんタイヤはある程度使用したら交換します。
何故ならば安全・安心ではないからです。
ハードディスクも同じくメンテナンスが必要な部品とお考えください。
いつかは壊れる
たとえ新品のパソコンを購入しても使用すればいつかは壊れるのです。
SSDでも同じです。
フラッシュメモリにも書き込み限界があります。
マザーボードも壊れる事があるように基板が壊れる事もあります。
SSDはHDDより遥かに故障しにくいドライブですが理屈的にはいつか使えなくなります。
世の中永久に使用できるような完璧な製品など無いのです。
一生使用できると言うような誤解を生まないために考え方を記載しておきます。
故障前と後の交換
壊れてから交換する場合はパソコンの修理です。
通常動作している状態から取り替える場合はメンテナンスとお考えください。
修理として交換する場合は、基本的に元々のデータを残せませんので消えますがメンテナンスとして交換する場合はデータを消さずに取り替える事ができます。
当店では部品含み交換作業からOSの導入、windows起動確認まで一式含めて対応する交換サービスを行っております。
メーカー修理より安く格安料金で対応しておりますのでストレージが壊れた際にはお気軽にご相談ください。
尚、当サービスは壊れた原因を追求し特定するものでもお伝えするものでもございません。
物理的な異常を確認して新しいパーツへ交換してwindowsが起動・使用できる状態でお客様へお渡しする。
ただそれだけです。
関連情報