Windows8.1/8/7など従来のリカバリ方法 初期化・再インストールについて

パソコン修理・データ復旧 ケーズファクトリー

パソコン修理・ハードディスク交換(HDD交換・SSD換装)を宅配修理で全国対応!パソコンのHDD交換とSSD換装が格安

  1. パソコン修理・データ復旧
  2. ハードディスク交換(HDD交換修理・SSD換装)
  3. リカバリインストール
  4. 従来のリカバリ

最終更新日

リカバリとは・リカバリによるWindowsの修理・再インストール

リカバリとはWindowsをインストールする方法の一つでメーカーパソコンでのリカバリはパソコン購入時相当のWindows環境をインストールして初期状態へ戻す復元作業の事です。

一般的にはソフト的な障害によりWindowsが不調になったり起動しなくなったパソコンのWindowsを入れ直して正常な状態へ修理・修復する為に行います。

パソコンメーカーによって「リカバリー」「再セットアップ」「再インストール」「初期化」「リストア」「ファクトリーリセット」など呼ばれる場合がございますが基本的に同じ意味で一旦システムドライブのデータをフォーマット・消去してデバイスドライバやプリインストールされているアプリ含め工場出荷時相当のWindowsイメージを再インストールし正常な状態に戻す事でパソコンを使用できるように再構築すると言うのがリカバリによるインストールの作業となります。
簡単に言いますとWindowsを元通りにする修理です。

リカバリは修理の判断材料になる

Windowsやソフトウェアに不具合のあるパソコンを修理する場合、リカバリによる修理は手っ取り早い修理方法で今までのデータが不要であればリカバリで初期状態のイメージをインストールする事によりパソコンを復旧する事ができます。

逆にリカバリ途中でエラーになり失敗したり完了しても問題が直っていなかった場合はハード系の問題である可能性が高くハードディスクの故障を疑います。
ハードディスクが故障したパソコンはそのままリカバリしても修理できません。

ハードディスクが故障したメーカーPCを修理する際にもハードディスクを交換した後に通常この「リカバリインストール」と言う作業を行いWindowsを導入し起動・使用できるよう修理する形になります。

このページではWindows8.1/8/7/Vista/XP/2000/ME/98/95などのリカバリについて取り扱います。
Windows11や10に関しては別ページ

をご参照ください。

リカバリインストールの方法(Windows8.1/8/7以前編)

リカバリインストールの方法は二通りあります。
リカバリ領域からインストールするのかリカバリディスクからインストールするのかと言う事になります。
尚、ハードディスクを交換した場合はリカバリ領域が無いのでリカバリディスクから行います。

リカバリ領域からインストールする方法

通常であればハードディスクのパーティションの一部に内蔵されているリカバリ領域からインストールを行いますがパソコン起動時にリカバリ領域から立ち上げて元へ復元する為のリカバリプログラムを起動させるようになります。
このリカバリエリアはDtoD領域(Disk to Disk)などと言いそのリカバリ領域から復元する方法をDtoD方式とか言う場合もあります。

リカバリ領域を立ち上げる方法はNECや富士通・SONY・東芝などパソコンメーカーにより様々で起動時にファンクションキー(F10やF11やF12やF4など)を押してブートさせるものや東芝dynabookだと0キー(ゼロキー)を押してブートさせるパソコンや富士通FMVなどはサポートボタンやブートデバイス選択画面からトラブル解決ナビと言うツール・リカバリプログラムを立ち上げて開始するパソコンもあります。

SONY VAIOではASSISTボタンからVAIO CareレスキューやVAIOリカバリーセンターなどのプログラムを立ち上げてリカバリしたりパナソニックレッツノートではBIOSセットアップ画面からリカバリインストールを開始するパソコンもあります。

メーカーや機種によりリカバリの立ち上げ方も様々ですが理屈は同じでリカバリ領域や回復領域から初期状態へ戻すためのリカバリプログラムを立ち上げると言う事です。
以降は画面の指示に従いリカバリを開始しイメージ展開後Windowsが起動するようになります。

尚、Windows98や95など昔のパソコンにはリカバリ領域がありません。
付属のリカバリディスクから行うようになります。

リカバリディスクからインストールする方法

リカバリディスクはパソコン購入時に付属しているものや、ユーザー自らメーカーのリカバリディスク作成ツールを利用して作成して取っておくタイプがあります。
WindowsXP辺りからセルフで作成するパソコンが増えました。
Windows8.1/8/7ではUSBメモリなどに作成できる機種もあります。

リカバリディスク

工場出荷時状態に戻すリカバリディスク

リカバリディスクから立ち上げる場合は、BIOSで立ち上げようとするブートデバイスの優先順位を先頭の一番目に持ってくるようにします。
通常であればCDやDVDやBDなど光学メディアでブートさせますのでDVDドライブやブルーレイドライブなど光学ドライブをブートデバイスとして選択します。

ブートディスクは通常リカバリディスクの1枚目になりますのでこのブートディスクを入れて立ち上げるようになります。
リカバリディスクがUSBメモリの場合はUSBメモリをブートデバイスとして選択します。
Windows98や95など古いパソコンではフロッピーディスクを起動ディスクとして立ち上げて開始させるパソコンもあります。
何事も別のデバイスで立ち上げたい場合は立ち上げようとするブートデバイスを指定してあげるのがポイントです。

以降は画面指示にしたがいリカバリを開始させますがセルフで作成したリカバリディスクから行う場合は、一旦復元イメージのデータをリカバリ領域に収納してからCドライブに復元・リカバリイメージを展開するパソコンが多いです。

リカバリ領域まで復元される仕様であれば再びリカバリで初期化したい時、内部のリカバリ領域から実行する事もできますが、この領域まで復元されない場合は以降もリカバリディスクからしか行えません。
リカバリディスクが壊れればリカバリ出来なくなりますのでディスクにキズが付かないよう大切に保管されるようお勧めします。

主なリカバリプログラム

  • TOSHIBA Recovery Wizard
  • VAIO Careレスキュー
  • VAIOリカバリーセンター
  • NEC 再セットアップ
  • NECリカバリーツール
  • 富士通 トラブル解決ナビ
  • Dell DataSafe リストアと緊急バックアップ
  • HP Recovery Manager
  • Lenovo OneKey Recovery
  • ONKYO リカバリツール
  • Norton Ghost

ハードディスク交換後のリカバリ(Windows8.1/8/7以前編)

ハードディスクの故障で交換修理後にWindowsを工場出荷時相当(パソコン購入時相当)の状態にしたい場合は通常リカバリディスクを使用してリカバリインストールを行います。

リカバリディスクを作成する前に故障してしまった場合

もしリカバリディスクを作成していないままハードディスクが故障してしまった場合やWindowsは何とか動作するがリカバリディスクの作成を試したところ作成途中でエラーになり作成出来なかったと言う場合もあるでしょう。

そのような場合でもWindows8.1/8プリインストールモデルであれWindows8.1/8のクリーンインストールで対応する事が出来ますしWindows7以前のモデルでもパソコン本体裏面や側面・背面等にプロダクトキーがあればWindowsのクリーンインストールで対応する事ができます。
またパソコンの状態によってはリカバリディスクが無くてもハードディスク交換修理時にそのままリカバリインストールで対応出来る可能性もございます。

ハードディスクを交換したいがリカバリディスクが無い場合や作成していない場合でも諦めずにご相談ください。

尚、パソコンによっては修理でハードディスク交換後にリカバリしようとしても取り付けたHDDがリカバリのイメージにマッチングせずリカバリ中やセットアップ時にエラーになってしまうパソコンもあります。

もしそのままリカバリできないパソコンでも当店ではハードディスク交換修理の際に調整してリカバリイメージを展開させてWindowsが起動できるところまで構築する事が可能です。

リカバリするとOfficeはどうなるの?(Windows8.1/8/7以前編)

HDD/SSD故障で交換修理を承る際によくお客様から今まで入っていたオフィスのソフトはどうなるの?ワードやエクセルは使えるのかと聞かれる事があります。
HDD/SSD交換後にリカバリでのインストールで行った場合と想定して以下ご案内いたします。

Officeのプロダクトキーのみ付属のパソコン

Windows8.1/8などのメーカーパソコンにバンドルされているOfficeは2013だと思います。
このオフィスにはプロダクトキーのみが付属されています。
このバージョンはMicrosoftアカウント不要でプロダクトキーの入力のみで使用する事ができますので初回と同じようにすれば使用可能です。

従来のOffice(キーとディスクが付属しているOffice)のパソコン

Windows7以前のオフィスが元々プリインストールされているパソコンはOfficeのパッケージが付属していると思います。(ディスクとプロダクトキー)
昔のパソコンはリカバリ時又はリカバリ後に付属のOfficeのパッケージでオフィスをインストールしてセットアップする事によりワードやエクセルが使えるようになります。
パソコンによってはリカバリする事によりWindowsと一緒にオフィスもリカバリされる機種もあります。
この場合はリカバリ後、オフィス初回起動時に付属オフィスのプロダクトキーを入力してセットアップすればワードやエクセルが使えるようになります。

考え方

officeを使用できる権利・ライセンスを有しているのですからリカバリしたら使えなくなるなんて事になっては大問題です。
パソコンによって必要なものは異なってきますが、インストールディスクやプロダクトキーなどofficeを使用する為に必要な素材・情報を備えておけば大丈夫です。
リカバリしたりHDD/SSDを交換するとオフィスが使えなくなると言う事はございません。
ご安心ください。

リカバリする前にバックアップ データの取り出しが困難な場合はご相談ください。

リカバリをすると今までのデータが消えます。
必要なファイルやデータがある場合はリカバリ前にバックアップが必要です。
Windowsが入っているCドライブ・システムドライブはフォーマットされる為間違いなく消えます。

リカバリプログラムの仕様によって様々ですがリカバリ領域以外全て消さないと元に戻せないパソコンの場合は今までのデータが全て消えてしまいます。

もし論理的な障害でWindowsが起動しなくなってバックアップもできないパソコンから必要なデータを取り出したい場合は当店のデータ復旧サービスでファイルの救出を行っておりますのでご希望ありましたらリカバリされる前にご相談ください。