富士通パソコンで「Bootable device was not found」原因とHDD交換修理
パソコンの電源を入れてもWindowsが起動せず「注意|起動可能なデバイスが見つかりませんでした。」あるいは「Warning|Bootable
device was not found」と言うメッセージが表示される故障があります。
Bootable deviceと言うのが起動可能なデバイスと言う意味でwas not foundが見つかりませんでしたと言う意味です。
「Bootable device was not found」の日本語表示が「起動可能なデバイスが見つかりませんでした。」と言う事でどちらのパソコンも同じ故障です。
Bootable device was not foundのエラーで起動できないトラブルはWindows10や8/8.1/7の富士通製ノートFMV LIFEBOOKやESPRIMOのデスクトップや液晶一体型パソコンで発生する場合があります。
恐らくUEFI対応のBIOSでUEFIブート状態になっている場合に発生すると思いますのでWindows10や8/8.1が多いと思います。
No bootable deviceやNo Boot Device Foundなどその類のブートエラーでBIOSレベルのまま起動が止まってしまうのと同様で起動できるデバイスが見つからない為にWindowsが立ち上がらないのと同じです。
Windowsが起動しない原因
- HDD/SSDが故障して認識していない、あるいは認識に問題がある。
- ブートに関わるセクタが壊れて読めない。
- マザーボード側の異常で検出できない。
- 誤ってデータを消去してしまった。
などが想定されます。
どの原因が多いのか
この中で最も多い原因はHDDです。
尚、SSDも故障すれば同様の問題が発生する場合がありますが壊れにくいデバイスですのでHDDが壊れて発生する場合が多いです。
普通に使用していて何かパソコンの動作に問題がありその後の起動の際に発生した場合もHDDの問題を疑います。
こちらは富士通ノートパソコン LIFEBOOK AH53/Uで
Bootable device was not foundが表示された状態
以下はハードディスクの故障と想定して確認の仕方や修理の方法をお知らせします。
認識しているか確認する
BIOSでストレージを認識しているかどうか確認します。
認識していないのであればマザーボード側の異常も考えられますが、この問題の場合ですと非常に稀ですので通常であればHDD/SSDの故障です。
セクタ内部に異常があるかどうか確認する
BIOSで認識していれば正常とは限りません。
内部のデータが保存されているブロック・セクタが正常か異常か確認する必要があります。
確かめたい場合は富士通の簡易診断である「診断プログラム」又は「Diagnostic Program」
あるいは富士通ハードウェア診断ツールなどで確認すると良いでしょう。
必要なデータがある場合は注意
もしパソコンの中に大切なデータがあるのであれば診断ツール等の利用は止めた方が良いです。
HDD/SSDが壊れているのであれば、診断プログラムなどで動作させ余計に負荷をかける事により障害の度合いが悪化して取り出せるファイルも取り出せなくなってしまいます。
当店ではデータ救出・ファイルの取出しも行っておりますのでご希望あればご相談ください。
どうすれば修理できるのか
HDD/SSDが故障したパソコンは正常なハードディスクへ交換しなければなりません。
ハードが正常になったらリカバリインストールやWindowsインストールなどで新たにWindowsを入れ直せば使用できるようになります。
修理完了後の写真
HDDの交換を行いWindows8.1をインストールして
無事起動できるように改善。
当店ではハードディスク交換による修理も常時承っております。
富士通製ノート・デスクトップや液晶一体型パソコンで同様の症状が発生した場合は是非ご検討ください。