非AFTからAFTへのHDD交換でパソコンの動作速度が遅くなる原因

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  4. 非AFTからAFTへのHDD交換でパソコンの動作速度が遅くなる

非AFTからAFTへのHDD交換によるアライメント調整

AFTのHDDマッチング問題として本来のHDDのパフォーマンスを発揮出来ないと言う部分はAFTのHDDに対するパーティションの開始位置によるものです。

物理的には従来のHDDの8倍ごとに1セクタとなる為、AFTのHDDはパーティションの開始位置も8の倍数で始まるところにしなければなりません。

例えばwindowsXP標準の開始位置は63セクタ目となり8の倍数ではない為、データのアクセスにズレが生じます。
このズレがAFTのHDDでは無駄な動きとなりハードディスクのアクセススピード・パフォーマンス低下要因となります。

一方、Windows VISTAや7などのパソコンは通常ですとHDDパーティションの開始位置が2048セクタとなり8で割り切れますのでAFTのHDDでもズレが生じません。

この開始位置がズレている場合はパーティションのアライメントを調整する事により非AFTのHDDからAFTのHDDへ交換しても本来のパフォーマンスが発揮できるようになります。

パーティションテーブルの情報を診て開始オフセットにズレがあるかどうか確認します。
尚、Windows標準の機能でもmsinfo32のシステム情報でAFTのHDDパーティションの開始オフセットを確認する事ができます。
ファイル名を指定して実行を立ち上げて名前にmsinfo32と入力してOKをクリックしてシステム情報のウインドウからコーポネントのタブを展開し記憶域・ディスクの順に進めばパーティション開始オフセットなどを含めたディスク情報が確認できます。

ズレが生じていたらAFTのHDDに合わせる為にパーティションツールで開始オフセットの最適化です。
パーティション調整の際は時にデータを大きく移動させます。
ハードディスク内データのバックアップを取ってから行ったほうが安心ではあります。

AFTの最適化後にデータアクセスの速度が改善したかどうかなど違いを診るにはCrystalDiskMarkなどのベンチマークソフトで計測するのが良いでしょう。

当店のハードディスク交換サービスではAFTのHDDで交換する際にWindows XPなどでパーティションの境界がマッチしない場合でもHDDを取り付け後にアライメントの調整まで含めて行っております。

アライメント調整の参考例

AFTのアライメント調整前

XPでそのままAFTのハードディスクで稼動させた状態。

AFTのアライメント調整後

アライメント調整後の状態。
セクタの開始位置やクラスタサイズの調整などにより
書き込みで大幅に向上しているのが判ります。

非AFTからAFTのHDD交換もお任せください

このように非AFTのHDDからAFTのHDDへ交換すると本来のアクセススピードで使用できなくなるパソコンがあります。
新しいHDDへ交換したのにパソコンの動作が遅くなってしまっては本末転倒です。

  • AFTのHDDに対応するパソコンなのかどうか不安な方。
  • 古いパソコンでHDD交換を行いたい方。

是非当店のハードディスク交換サービスをご利用ください。