電源が入らない故障 電源修理
当店では電源が入らない修理も承っております。
電源が入らないとパソコンは動きません。
故障で電源ボタンを押しても反応しない場合は修理が必要です。
突然パソコンの電源が入らなくなってしまったと言う場合の電源修理でも色々な故障の可能性が考えられ様々な症状・原因があります。
それぞれの電源問題に対して動作するよう改善するようになります。
電源修理を要する故障箇所
可能性が高いのは
- マザーボード / 電源コネクタの接触不良 / 電源ユニット
可能性が低いのは
- 電源スイッチ・ボタン / ACアダプタ / 内蔵電池の消耗
などが考えられます。
マザーボード故障の修理
電源が入らないノートパソコンの修理で代表的なのがマザーボードの故障です。
デスクトップでもマザーボードの場合もあります。
マザーボードとはメインの基板部分でパソコンの要となる部品です。
このパーツが壊れて電源が入らない場合はマザーボードの修理が必要です。
まず電源ボタンを押して電源が点かない或いは入っても起動しない症状の場合にこの故障が候補に入ります。
お約束ですが電源タップにケーブルがちゃんと接続されているか確認です。
100Vの電圧が来てないとデスクトップでは起動しません。
ノートの場合はバッテリーがあれば動きますがマザーボードが壊れている場合はAC電源でもバッテリーでも動作しません。
通電を確認する為、LEDランプが点く状態か確認です。
ボタンを押しても無反応の場合で電源の故障がマザーボードかそれ以外のパーツか原因を切り分けるには、まずマザーボードとパソコンの起動に必要な最小構成の正常なデバイス(CPUやメモリなど)を取り付けて起動させてみて状態に変化があるかどうかと言う事になります。
他のパーツが正常にも関わらず電源が点かないのであれば、それはもうマザーボードが壊れているために動かないと判断する以外にありません。
当店ではユニット交換以外にマザーボード自体を修復して直せる場合もあります。
どちらでの方法でも処置すれば電源が入り起動復旧します。
ノートパソコンの電源コネクタ修理 DCジャック接触不良や破損
ノートの場合はマザーボードとACアダプタを接続するコネクタ(DCジャック)の接触不良で電源が入ったり入らなくなったりする場合もございます。
電源コネクタの修理は当店で比較的多いノートPCの修理です。
電源コネクタの接触不良を疑う場合は、最近差込口がグラグラしてきたとかバッテリーアイコンが時々ACからバッテリーへ切り替わるとか差込口のポイントによっては電源が切れる部分と切れない部分があるとかそのような症状・現象がある場合は、コネクタ部分の接触不良を疑います。
何とか使えるからとそのまま直さずに接触不良のまま使い突然切れたりすると瞬停でマザーボードなど他のパーツもダメージを受けてしまう二次的故障のリスクが高まりますので気が付いたら早急に接触改善をお勧めします。
DCジャック接触不良の確かめ方としては、バッテリーを外してAC電源を入れてコネクタを若干動かし切れるポイントがあるか、あるいはその逆の入るかどうかを確かめます。
(通電する場所と通電しない場所があるか)
電源がいきなり切れるとHDDに良くないですのでHDDも外すかBIOS画面などで待ちHDDのヘッドが退避した状態(切れても良い状態)で電源コネクタ部を動かして切れるかどうか確認する形になります。
HDDがアクセス中にバツンと切ってしまうと故障のリスクが高まりデータも消えてしまう事になりかねませんのでその辺も考慮し労わりながら確認します。
電源の差込口が明らかに奥に入り込んでしまったとか差込口が破損したと言う場合は、無理に差し込むと電気がショートしマザーボードを中心に全体が壊れる場合があります。
そのような場合は以後通電されずに修理をご相談ください。
電源コネクタはマザーボードに固定のものやケーブルで繋がっているものなどがございますが特殊なものでない限りコネクタだけ修復したりDCジャックを取替えたりはんだ手直しで現状回復させたりして接続を改善させる事が可能です。
マザーボード固定の電源コネクタをメーカーで直す場合はマザーボード丸ごと交換となってしまいますが、電源コネクタ部だけ修復出来るのであれば、より安く安価に解決する事ができます。
ACアダプタの修理
ノートの場合はACアダプタの故障で電源ボタンを押しても動作しないと言う場合もあります。
ACアダプタは外付けなので内部の故障ではありません。
新たにアダプタを購入するだけで済み動作が回復します。
基本的に直すメリットはありません。
簡易的な確認としてはテスタで電圧を測り16Vとか19Vとか規定の電圧が出ているか確かめます。
もし電圧降下していたり値が不安定だったり0Vで電気が来てないようであれば壊れてます。
電源スイッチの修理
スイッチの場合は、単なる接点ですのでスイッチやマザーボード間にジャンパーをかけ電源が入るかどうか。
スイッチやケーブル間の抵抗を測り導通が出ているかどうかを確かめます。
導通が出ておらず手動で接点を与えて起動するのであればスイッチ系統の故障となるわけです。
あまり見かけない故障ですがノートよりデスクトップの機種でスイッチが壊れているのを見る事が多いです。
内蔵電池の消耗
あと稀に内蔵電池・CMOSバッテリーの消耗で電源が入らなくなる場合もございます。
電池を入れ替えて起動できるようになるか確認すれば判断が出来ます。
無反応であれば別の問題です。
電源ユニット修理
デスクトップの場合は、ノートと違い電源ユニットが個別にパーツとして搭載されていますので、電源ユニット部分が壊れて起動しない場合もございます。
故障した電源ユニットの修理は通常であればユニット交換。
また可能であればユニット自体の修復で電源が入り起動が復旧するようになります。
基本的にWindowsやデータの部分は関係ありませんので今までOSが動いていたのであれば通電回復後今までのWindows環境が立ち上がってきます。
メーカーパソコンの電源ユニットは専用の作りになっているものが大半でユニットを取り替える際の料金も様々ですのでお問合せにて交換が可能かどうか及び料金等ご確認ください。
もし汎用タイプのATX電源で取替える事ができれば専用のユニット交換や修復よりも安価に直す事ができます。
尚、電源ボタンを押すと一瞬電源は入るがその後切れると言う場合もユニットの故障を疑います。
ユニットの問題なのか判断する場合は、テスタで測るとか別のユニットに入れ替えてみて起動できるかどうかで原因を切り分ける事が可能です。
この電源問題と異なる場合
もし起動するが画面は真っ暗と言う場合は通電しているのにBIOS(システム)が立ち上がらないあるいはWindowsは立ち上がっているのに液晶画面に問題があり画面だけ真っ暗などの症状・状態である可能性が考えられます。
推測する故障パーツ
- メインボード・マザーボード
- DCジャック・コネクタ
- 電源ユニット
- ボタン・スイッチ類
- CMOSバッテリー・バックアップ電池・内蔵電池