「Aptio Setup Utility」で起動しないNECパソコンの修理
パソコンを起動させても通常どおり起動せず「Aptio Setup Utility」と言う画面に切り替わってWindowsが起動しない故障もあります。
Aptio Setup Utilityとは
このAptio Setup Utility(Aptio セットアップユーティリティ)と言う画面はUEFI/BIOSの設定画面です。
Aptio はAMI系のUEFI/BIOSでAptio Setup Utilityはそのセットアップ画面となります。
このAptio Setup Utilityの画面は本来であれば自ら設定画面を出さないと表示されない画面です。
「Aptio Setup Utility」でWindowsが起動しないNECパソコンのHDD交換修理事例
上記の写真はパソコン起動時にAptio Setup Utilityが表示されたNEC Lavieのノートパソコン PC-NS750CAR NS750/C Windows10搭載機種のパソコンでハードディスク交換修理を承った際の交換前起動確認の状態です。
通常であればパソコンのNECの起動ロゴ画面が表示されその後Windowsの起動に進みますが、NECの起動ロゴ画面表示後にAptio Setup
Utilityの画面が表示されWindowsが起動しません。
BIOS設定を抜けても、またAptio Setup Utilityの画面が表示され無限にループします。
BIOS設定画面を良く見るとSATA Port0がNot Presentになっていました。
本来であればNot Presentの部分にハードディスクの型番が表示されなければなりません。
これは内蔵HDDが無い、ハードディスクが認識していないと言う意味です。
こちらのパソコンはハードディスクが故障していましたのでハードディスク交換修理となりました。
Windowsが起動せず「Aptio Setup Utility」に切り替わるNECパソコン
起動時にAptio Setup Utilityの画面になりWindowsが起動しないトラブルはWindows10やWindows8/8.1や7搭載のNEC製LavieノートパソコンやVALUESTARの液晶一体型パソコンなどで発生する場合があります。
同様の症状でInsydeH20 Setup Utilityの画面に切り替わってしまうパソコンもあります。
Aptio Setup Utilityの画面に切り替わってしまう原因を解説
何故Windowsが起動せずAptio Setup Utilityの画面に切り替わってしまうのか。
これはWindowsを起動するデバイス、すなわちハードディスクが認識せず検知できない、あるいはハードディスクのWindowsをブートするデータを読み取れないなどが原因でAptio
Setup UtilityのBIOS設定画面に切り替わってしまうものです。
Aptio Setup Utilityの画面で止まる症状と類似する症状
パソコン起動時にAptio Setup Utilityの画面になってしまいWindowsが起動しない問題は他のパソコンで「No bootable device」や「Operating System Not Found」や「Windowsの起動に失敗しました」や「Bootable device was not found」などその類のブートエラーメッセージでWindowsが起動せずBIOSレベルのまま起動が止まる症状と同じです。
エラーメッセージなどが表示されれば、何故起動しないのかまだ判りやすいですが、BIOSレベルでのブートに失敗するとそのままBIOS設定画面に切り替わってしまうので、何とも不親切な画面表示です。
Aptio Setup Utilityの画面が表示される故障原因
Windowsが起動できるデバイスが認識していないか、あるいはWindowsの起動に関わるデータが破損して起動に失敗しているかWindowsが消えている為に起動しないかが考えられますが
- HDD/SSDが故障して認識していない、あるいは認識に問題がある為に起動に失敗。
- ブートに関わるセクタが壊れて起動できない。
- マザーボード側の異常で起動デバイスを検出できない。
- 誤ってWindowsのデータを消去してしまった。
- 誤ってBIOSの設定を変更した。
などが原因でAptio Setup Utilityの画面で停止する状態と想定されます。
Aptio Setup Utilityで起動しない故障原因の判断方法
今まで普通にWindowsが動作していたのに、次の起動時に勝手にAptio Setup Utilityの画面で止まりWindowsが起動しなくなったのであれば、ハードディスクの故障を疑います。
例えば誤ってデータを消去したりフォーマットしたりパーティションを開放したりBIOS設定をいじったりなど何か特殊な操作をした後にAptio Setup Utilityの画面になってWindowsが起動できなくなったのであれば、それらソフト的な要因やBIOS絡みの問題である可能性が高まります。
ですので、簡単に言えば自身で何か特別な操作をした後に発生したのであれば、それが原因。
何もしていないのにAptio Setup Utilityの画面になりWindowsが起動しないのであればハードディスクの故障である可能性が高いと考えます。
HDDの故障で「Aptio Setup Utility」になるパソコンの修理
HDD/SSDの故障でAptio Setup Utilityの画面に切り替わりWindowsの起動に失敗している状態なのであればHDD交換修理・SSD交換修理が必要です。
HDD交換・SSD交換でハードが正常になったらリカバリインストールなどで新たにWindowsをインストールすればWindowsは起動できるようになります。
当店ではハードディスクが故障してWindowsが起動できないパソコンの修理・ハードディスク交換修理を行っております。
NEC製ノートパソコン・デスクトップパソコンや液晶一体型パソコンの修理は是非ハードディスク交換サービスをご検討ください。
Aptio Setup Utilityの画面で止まるパソコンの修理前確認方法
以下はAptio Setup Utilityの画面になりWindowsの起動が出来なくなってしまった原因がハードディスクの故障で起動できないと想定して修理前の故障確認方法をご紹介します。
ハードディスクが認識しているか確認する
BIOSでハードディスクが認識しているかどうか確認します。
ハードディスクが認識していない場合は当然Windowsも起動できません。
認識していないのであればHDD/SSDかマザーボードの故障でAptio Setup Utilityの画面で止まりWindowsが起動できないと考えますが、この問題でマザーボード側の故障は非常に稀です。
HDDの故障でWindowsが起動できないパソコンはハードディスク交換修理を要します。
セクタ内部に異常があるかどうか確認する
BIOSで認識していればハードディスクは正常と言う事ではございません。
認識していてもハードディスクのデータが問題でAptio Setup Utilityの画面になりWindowsが起動できない場合もあるからです。
今度はハードディスク内部のデータが保存されているブロック・セクタに正常にアクセスできるのかどうか、確認しなければなりません。
確かめたい場合はハードディスク診断ツールなどを利用して正常か異常か確認します。
診断でハードディスクに異常が確認できれば、これが原因でAptio Setup Utilityの画面になりWindowsが起動できないのであろうと言う事です。
ハードディスク診断ツールで異常が確認できるパソコンはハードディスク交換修理が必要です。
HDDが認識していてもAptio Setup Utilityの画面で止まったパソコンの修理事例
NECノートパソコンのハードディスク交換修理事例
こちらのパソコンはNEC Lavie PC-NS350GAW NS350/GWindows10搭載機種のパソコンでハードディスク交換修理を承った際の交換前起動確認の状態です。
BIOS上ではハードディスクを認識していますが、Aptio Setup Utilityの画面になりWindowsが起動できません。
ハードディスクを確認したところ最初からデータの読めないセクタが存在しました。
ハードディスクの故障です。
このようにハードディスクが認識していてもAptio Setup Utilityの画面で止まるパソコンもあります。