デスクトップパソコンの修理 ハードディスク交換事例
デスクトップパソコンのハードディスクは一般的に3.5インチのHDDが搭載されています。
HDDからSSDへ交換する場合を除きHDD故障の修理やHDD増量によるHDD換装でもデスクトップパソコンのハードディスクを交換する際には3.5インチのHDDで交換するのが通常です。
昔のデスクトップはPATAタイプのHDD現在はデスクトップはSATAタイプのHDD。
HDDが搭載されているWindows10/8.1/8/7世代のパソコンは通常SATAです。
故障修理などでハードディスクを交換する際にはどちらの規格なのかデスクトップパソコンの仕様を確認してからハードディスク交換の修理をする必要があります。
デスクトップのパソコンでも形が様々です。
大まかにはタワー型デスクトップとスリム型デスクトップのパソコンです。
尚、一体型パソコンもデスクトップなパソコンではありますが別に分類されます。
ハードディスク交換やパソコン修理で分解を要する場合、スリム型デスクトップパソコンの方がパソコン内のスペースが狭いので修理やハードディスク交換作業が難しいです。
ハードディスク故障のパソコンはどう修理するのか
パソコンの中に入っているHDDが故障してしまうとwindowsが起動できなくなったり正常に動作出来なくなります。
どのようにデスクトップパソコンを修理するのか。
それは故障したハードディスクを正常なハードディスクへ交換する事です。
メーカーで修理すると高額なハードディスク交換の修理費用がかかりますが当店では格安料金にてハードディスク交換修理を承っております。
HDD交換修理前にデスクトップパソコンのハードディスク故障を確認
こちらではハードディスク交換サービスで行っているデスクトップパソコンのハードディスク交換修理の事例をご紹介致します。
今回ハードディスク交換をするデスクトップパソコンはNEC VALUESTAR PC-VL750AS Windows7搭載のパソコンです。
スリム型のデスクトップパソコンで SATAタイプ1TBのハードディスクが搭載されています。
ハードディスク故障・パソコンの状態を確認
パソコンの電源を入れるとHDDのSMARTエラーが表示され止まり起動できないデスクトップパソコンです。
この警告メッセージはハードディスクに物理的な問題を抱えている状態となりハードディスクを交換しないと警告メッセージは消えません。
尚、BIOSでSMART監視の表示が有効になっていないパソコンは、この段階でハードディスクのエラー表示はされませんがwindows上で表示される場合もあります。
Windows7上でハードディスクの問題が検出されましたと言うウインドウが出る症状も多くご相談頂きます。
どちらも理屈的には同じハードディスクの故障です。
このように壊れていると警告が表示されている場合は容易にハードディスク交換が必要と判断できますが、判断できない場合は診断ツールなどで確認しなければなりません。
デスクトップパソコンのハードディスク交換修理
ハードディスク交換作業開始
まずハードディスクを取り出す為にパソコンを分解します。
デスクトップパソコンの場合は基本的には、まずケース・カバーを外します。
メーカーや機種やデスクトップの形などによってパソコンの造りやハードディスクが収まっている位置も異なりハードディスクの取り外し方も様々です。
今回のパソコンは側面のカバーを開けてパソコン内部を確認します。
中にハードディスクが入っていますのでその部分を取り外すようになります。
ハードディスクには電源のケーブルとSATAケーブルが繋がっていますのでコネクタを外します。
無理やりハードディスクから外すとコネクタや爪が壊れますので注意が必要です。
取り外したハードディスクです。
マウント金具に固定されています。
シーゲイト(Seagate)製のHDDが取り付けられていました。
ねじを外しハードディスクマウンタの金具からハードディスク本体を分離します。
これでハードディスク単体の状態となります。
このハードディスク部品が故障しているので修理の為のハードディスクの交換を行います。
故障しているHDDと新しいHDDを取り替える
取り外したHDDと新たに取り付けるHDDです。
何れの容量も1TBで付け替える方は新品です。
元々と同じメーカーや同じ型番の製品を取り付ける事が必須ではありません。
メーカー修理でも同様です。
尚、パソコンによっては元より大きい容量のハードディスクを取り付ける事も可能です。
これは一般的にメーカー修理ではやっていないサービスです。
修理の際にHDDの容量をアップされるお客様もいらっしゃいますので希望がありましたらその旨お知らせください。
ちなみにパソコンの動作を速くしたい場合は高速にアクセスするSSDを取り付ける事もできます。
その場合は2.5インチから3.5インチに替える変換マウンタも必要になります。
今回取り付けるのは東芝製AFTのHDDです。
元は非AFTですが従来のHDDが搭載されているパソコンをAFTの製品で交換する場合は注意が必要です。
そのままリカバリが出来ないなど通常どおりに出来ない可能性があるリスクがあります。
もしそのような場合でも当店では調整してwindowsの起動まで構築する事が可能です。
新しいハードディスクをマウント金具に装着してネジで固定します。
あとはパソコンに組み戻す作業になります。
ハードディスクをパソコンに組み込んで外したコネクタ類を接続します。
取り付けが終わったらケースを元に戻して蓋をすれば組み上げ完了です。
パソコンでちゃんとハードディスクが認識しているかBIOSのセットアップ画面で確認します。
問題なく認識していれば以上でハードディスク交換作業は完了となります。
ハードディスク交換後のWindows7インストール
リカバリインストール作業
ハードディスクを交換しただけではWindowsは起動しませんので続けてリカバリインストールを行いハードディスクにwindowsを入れていきます。
リカバリインストールを行う場合、通常ですとリカバリディスクが必要となります。
NECさんの場合は再セットアップディスクとも言います。
各メーカー呼び名は様々ですが理屈は同じです。
尚、大半のパソコンでは元々リカバリディスクは付属せずハードディスクの中にリカバリ領域と言うものがあり、別途ユーザー様自身で万が一に備えマニュアル等に沿って付属のツール等利用してリカバリディスクを作成して取っておく形になっております。
もし作成していない場合は合わせてご相談ください。
リカバリディスクを光学ドライブに入れてブートさせリカバリプログラムを立ち上げます。
尚、ハードディスクのパーティションは通常ですと工場出荷時モードがある場合はそのモードでリカバリ。
ない場合はCドライブのみでリカバリを行います。
ご希望のパーティション構成がある場合は出来る限り調整をする事が可能です。
(Cドライブ何GB/Dドライブ何GBなど)
当店では希望があればパーティションの調整もサービスにて行っております。
リカバリインストールを開始させます。
画面の指示に従い進めて行きます。
リカバリインストール中の様子です。
リカバリイメージの展開が終わりwindowsが立ち上がってもリカバリ作業は続きますので最後まで行い完了させます。
リカバリが完了したら再起動をしてパソコンがちゃんと起動するか最終確認を行います。
windows7の起動を確認。
正常起動を確認したら作業完了となります。
以上がハードディスク交換サービスにおける作業の流れとなります。