パソコンの動作が遅い原因はハードディスクが故障して動作速度が遅いから

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パソコンの動作が遅い原因・ハードディスクの故障で遅いHDD交換事例

Windowsの動作が異常に遅かったパソコンに搭載されていた遅いハードディスク。
パソコン修理・ハードディスクを交換する前にハードディスクの遅い状態を診断機でさらに深いところまで診てみましょう。
パソコンの動作が遅い故障原因がグラフィカルに判りますので一目瞭然です。

ハードディスクスキャン写真

異常に遅いノートパソコンのハードディスク状態スキャン確認写真
内蔵 2.5インチHDD 東芝 MK3261GSYN(320GB)

こちらは異常に動作が遅かったノートパソコンに内蔵されていたハードディスクを取り外して専用の診断ソフトでコンディションを確認した東芝2.5インチのHDDです。
このパソコンは遅いけどもwindowsが何とか起動できる時と遅い以前にWindowsの起動すら出来ない時もある状態でWindowsが起動出来てもパソコンの動作がとても遅くフリーズしてまともにパソコンが使用出来ないと言う症状でした。

ハードディスクのアクセスの速度が遅くなったり元のスピードに戻ったりセクタの応答が正常と遅延を繰り返すサンドイッチ状態です。
ピンクや黄色のまとまりのセクタ部分に入ると異常遅延によりデータの読込みが速度が遅くなります。
これはハードディスクが遅いすなわちパソコンの動作が遅くなると言う事です。
遅い部分を越えると緑のセクタ部分となりハードディスクは通常の読込み速度に戻りますが、また直ぐに遅延部分のセクタに突入し遅くなります。
速くなったり遅くなったりの繰り返しです。
パソコンの動作も遅くなったり動作が戻ったりする事でしょう。
損傷している不良セクタもあります。

このようなハードディスクは故障していて本来の性能が発揮できません。
パソコンも異常に遅い・重い状態でいつまで経ってもアクセスが終わらずフリーズして固まったりと言う事になってしまいます。
遅いパソコンを修理して動作速度を改善させるためにはハードディスク交換修理が必要です。

アクセス応答速度グラフ写真

ノートパソコンのHDD交換修理前応答速度グラフ写真
内蔵 2.5インチ 東芝 MK3261GSYN(320GB)

こちらの写真は先ほどの東芝HDDの応答速度をグラフ化した写真です。
アクセス速度(LBA/s)の応答がギザギザになって遅くなったり速くなったりと読み込むスピードが一定ではない事を示しています。
応答速度がちょっと下がる部分は本来より遅いのでパソコンの動作も遅くなる。
一気に下がる部分は相当遅いのでパソコンもとてつもなく遅くなる事でしょう。
本来であれば応答速度が横へ緩やかにカーブしながら直線に伸びていきます。
何故そのようにならないのか。
上記のようにデータ読込みが異常に遅くなったり元の速度に戻ったりの繰り返しだからです。
このような状態はセクタ応答を全部スキャンして確認するまでもなくハードディスクが故障していますのでこのようなハードディスクが搭載されているノートパソコンを修理する場合はハードディスクを交換しなければ回復しません。

応答速度グラフ拡大写真

応答速度グラフ拡大写真

こちらは先ほどの東芝HDDのデータ読込み遅延応答の拡大写真です。
グラフのトップの位置が本来の速度なので、この位置周辺が維持できればハードディスクの問題でパソコンの動作が遅くなると言う事はないのですが、これではwindowsもまともに動作できません。

トップからグンっと下がる部分がデータのアクセスに問題をかかえている部分です。
速度が低下すればするほどハードディスクのアクセスも遅くなりパソコンの動作も遅くなってしまいます。
一番下まで行ってしまっているのが不良セクタか応答タイムアウトでデータを読み込めなかったセクタです。
この部分に当たればパソコンが遅い以前にフリーズする可能性が高いです。

このように大きくギザギザになってしまっているデータの応答速度は軽度ではなく重度のハードディスク故障・障害であり遅延の度合いがよく判ります。
私的にはよくWindowsが起動出来る時があったなと驚くぐらい悪いコンディションです。

SMART値

異常に遅い症状のSMART値確認写真

こちらは同じ先ほどと同じ東芝HDDのSMART値の写真です。
Reallocated Sectors Count 不良セクタ再配置の値が減っていますがまだ閾値を下回っていません。
あれだけパソコンも遅くてハードディスクも悪い状態なのにSMARTエラーの警告は出ていません。
このようにSMARTエラーが出ていないパソコンでもハードディスクが故障している場合があります。

突然Windowsの動きが遅くなったりパソコンの動作が重くフリーズが連発したりなどパソコンの動作が遅い・普通ではないなと思う場合はハードディスクの故障を疑う事も必要です。

東芝HDD SMARTログ

SMARTの過去エラーログ確認写真

こちらも先ほどと同じ東芝HDDのSMART情報を表示した異常ログの写真です。
異常のLBA番地でセクタのデータエラーが発生した事が記されています。
このようにSMARTエラーが出ていなくてもハードディスクに異常があったと判ります。
LBA番地またはLABのセクタ周りをダンプすると異常セクタが確認できるのが殆どです。
これだけでも要パソコン修理でハードディスク交換に値します。